一院制と二院制・両院制について




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一院制と二院制・両院制について

  • 一院制と二院制・両院制の定義
  • 一院制と二院制・両院制

  • メリット・デメリット
  • いずれかの制度を採用している国

に関して理解を深める記事になります。

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一院制や二院制・両院制とは

一院制や二院制・両院制とは

日本の三権分立における立法権を持つ国会(議会)。

この国会(議会)の構成が

  • ただ1つの議院によって構成される制度・・・一院制
  • 2つの議院によって構成される制度・・・二院制・両院制

国会とは・・・国家の議会。(日本国憲法では、衆議院・参議院から成り、国権の最高機関で、国の唯一の立法機関)

OECD加盟35カ国のうち、

  • 一院制採用国は16か国
  • 二院制採用国は19か国であり

連邦国家や人口の多い国では二院制を採用することが多く、一院制採用国は単一国家のみです。

OECD・・・Organisation for Economic Co-operation and Development の略。日本語では、経済協力開発機構と呼ばれる。
ヨーロッパ、北米等の国々によって、国際経済全般について協議することを目的とした国際機関。

OECD加盟国

OECD加盟国

一院制

一院制

一院制のもとでは立法や審議の迅速化や効率化が期待されますが,多元的な代表制が確保されず,慎重な審議がそこなわれるなどの批判もあります。

北欧諸国をはじめ比較的規模の小さい国・発展途上国を中心に一院制が採用されている傾向があります。

メリット・デメリット

一院制のメリットは

  • 両院の意見が対立し、時機に応じた法律の整備が遅れるということがない。
  • 両院の意見が一致する場合、議論の重複を省くことができ、速やかに立法が行われる。
  • 人件費、選挙実施費用、といった経費を削減できる。

一方、デメリットは

  • 一つしかない議会が解散されて総選挙が行われる前に、議会決議が必要な事態に対応できない恐れがある。
  • 立法権が一つの機関に集中する
  • 一院の衝動的な行動は、抑制困難

一院制を採用している国

北欧諸国をはじめ比較的規模の小さい国・発展途上国が採用国の中心ですが、一院制を採用する代表的な民主主義国は

  • トルコ(トルコ大国民議会
  • 韓国(国会
  • 台湾(中華民国立法院

などが挙げられます。

一院制を採用している国

二院制・両院制

二院制・両院制

「第二院は何の役に立つのか。もしそれが第一院に一致するならば、無用であり、もしそれに反対するならば、有害である。」(フランス革命期の理論的指導者シェイエス)

厳密に言うと、二院制・両院制は違います。

  • 両院制・・・
    1つの議会」が、独立した2つの議院によって構成されているもの。
    例:日本、英国、米国など
  • 二院制・・・
    完全に独立した2つの議会が存在しているもの。
    例:ドイツ、フランスなど
両院制・二院制の類型
両院制の代表的な分類では次のように類型化されます。

  • 連邦型(連邦代表型)・・・アメリカ、スイス、ドイツ、オーストラリア等々。
  • 貴族院型(特権階級代表型)・・・イギリス、カナダ、大日本帝国議会等々。
  • 民選議院型(民主的第2次院型)・・・イタリア、日本等々。
  • 変則民選議院型(一括国政選挙型)・・・ノルウェー。
  • 間接民主型(選挙人団選出型)・・・フランス等々。

メリット・デメリット

二院制・両院制のメリットは

  • 立法権の分割により、議会、特に第一院への権力集中を防止することができること
  • 拙速を避け、慎重に審議し得ること
  • 国民の多様な意見や利益をきめ細かに代表し得ること

一方、デメリットは

  • 第二院が強い拒否権を有する場合、立法上の行き詰まりが生じる
  • 両院の機能が重複している場合、非効率的になり、政策決定が遅延する
  • 第二院の維持に係る諸経費が必要
  • 第二院の意見が第一院や政府によって無視されるようになると二院制の有効性・政治的正続性が喪失される

二院制・両院制を採用している国

主要国首脳会議(サミット)に参加している国(日本、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、カナダ、ロシア)に限ると、すべてが二院制を採用しています。

二院制・両院制を採用している国

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