物価とは




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物価とは

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物価の評価

物価の評価

物価(物の値段)が上がった(下がった)という評価は、昨年、又は先月と比べてどうかというように、ある時点と比較して考えています。

要は、相対的評価です。

物価の動きは、比較の基準となる時点を決めて、その時の物価に対してどの程度上昇(又は下落)したかを比率のかたちで見るのが一般的です。

物価指数・・・物価の動きを比率で表したもの
→例えば、201711月に、10,000円で売られていたスマートフォンが、201811月に10,200円になっていた場合
10,000円 × X = 10,200
X = 1.02(102%)

つまり、対前年同月比2%、スマートフォンの価格が上昇したという事になります。

実質賃金・名目賃金

実質賃金・名目賃金

この物価の動きを知って何のためになるの?って思った方がいるかもしれません。

しかし、この物価の動きを知る事は僕たちが生活する上で欠かす事が出来ません。

例えば、ある会社員の方が一年間給料が増えていないのにも関わらず、201711月に100円で売られていた大根が、201811月に110円になっていた場合

  • 20万(円) ÷ 100(円) = 2,000(個)
  • 20万(円) ÷ 110(円) = 1,818(個)

給料が増えていないにも関わらず、物価が上昇したため、大根の購入出来る個数が減ってしまいました。

この現象を、実質賃金が下がると言います。

実質賃金(じっしつちんぎん)とは、労働者が労働に応じて取った賃金が、実際の社会においてどれだけの物品の購入に使えるかを示す値。

賃金から消費者物価指数を除することで求められます。
実質賃金 = 賃金 ÷ 消費者物価指数

逆に、給料が変わらず、物価が下落した場合はどうでしょうか。

大根の購入出来る個数が増えており、実質賃金が上がっています

実質賃金に対して、貨幣で受け取った賃金そのもののことを名目賃金と言います。

  • 物価が上がる・・・貨幣の価値が下がり、モノ・サービスの価値が上がる
  • 物価が下がる・・・貨幣の価値が上がり、モノ・サービスの価値が下がる

色々ある物価指数

色々ある物価指数

物価と言っても、

  • 生産者が出荷するときの生産者価格
  • 卸売業者が小売店などに販売するときの卸売価格
  • 小売店が消費者に販売するときの小売価格

等々、商品の流通過程に応じて幾つかの段階があり、それぞれの段階で取引される商品の種類と価格は異なります。

日本においては

  • 小売段階の財及びサービスの物価の動きを示す消費者物価指数
  • 企業間で取引される財の価格に焦点を当てた企業物価指数
  • 企業間で提供されるサービスの物価変動を捉える企業向けサービス価格指数

があります。

出典:日本銀行

消費者物価指数

消費者物価指数

先ほど挙げた3つの物価指数の中で、我々の生活に密接に関わってくるのは消費者物価指数です。

消費者物価指数の作成方法

実際に消費者物価指数は、どのように測定されているかというと、

  • 小売価格調査:全国から167市町村を選び、小売価格はその中で代表的な小売店やサービス事業所約30,000店舗、家賃は約25,000世帯、
    宿泊料は約530事業者を対象として約880名の調査員が調査。価格は実際に販売している小売価格(特別セール売り等は除外)。
  • 指数品目:消費者が購入する商品及びサービスの物価変動を代表できるように
    1. 家計支出上重要である
    2. 価格変動の面で代表性がある
    3. 継続して調査が可能である

    という観点から選んだ平常小売価格596品目及び、持ち家の帰属家賃4品目の合計600品目を対象

総合指数

総合指数として、通常の総合指数(Consumer Price Index、略称:CPI)のほかに、

  • 生鮮食料品を除く総合(コアCPI)
  • 食料(酒類を除く)及び石油・石炭・天然ガスなどエネルギーを除く総合(コアコアCPI)
  • 持ち家の帰属家賃を除いたもの

が日本では公表されています。

今回、物価について触れましたが、次回はこの物価という指標を使って、日本ではどのように活用されているのか、また物価の上下の変動により僕たちの生活にどのような影響を与えるのかを見ていきたいと思います。

インフレ?デフレ?
インフレ?デフレ? 前回、貰える給料が一定期間変わらないにも関わらず、物価の上下の変動によって、物品・サービスの購入個数が減ったり増えたりする事を、実質賃金が上がったり下がったりすると述べました。 普通に考えると、消費者の僕...

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