不法就労・不法滞在・不法入国




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不法就労・不法滞在・不法入国

前回記事で、インドの裁判所に被告人として出廷した経験があるという話をしました。

インドの裁判所に出廷
インドの裁判所に出廷 20代半ば位から生活の拠点が海外の発展途上国に変わり、それぞれの国の文化・人々の影響を多大に受けたせいか、性格が物凄く良い意味でも悪い意味でも楽観的になりました。 多少のピンチなら、「まぁ、なんとかなるっしょ」...
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不法就労・不法滞在・不法入国の違い

不法就労・不法滞在・不法入国

では、どのような罪状で検察官から起訴されたのでしょうか。

結論から言うと、罪状は不法就労です。

不法就労とは、就労に関する正当な地位又は許可を有していない者あるいは一定の範囲の職への就労しか認められていない者が、許可を得ないまま又は限定された許可の範囲を超えて、違法な状態で就労すること

恐らく、皆さんも日本のテレビメディア等で、

  • 不法入国
  • 不法滞在
  • 不法労働(不法就労)

上記のような用語を聞いた事があるかもしれません。

現に、多くの外国人が、上記の状態で逮捕されずに日本に住んでいます。

不法入国とは、上陸許可を受けず、したがって在留資格を取得せずに入国すること。または、有効でないパスポートを用いるなど、不正な手段で入国すること。
不法入国の手段は、

  • 偽変造パスポート行使
  • 船舶による密航

など多様化している上、人数の把握ができないため、対策が困難である。

不法滞在とは、入国する際には、空港または港で上陸許可を受け、在留資格を有していたが、定められた在留期限満了後も出国せずに在留していること(オーバーステイ)

在留資格と言うのは、大雑把に乱暴に言うと、外国人が日本に入国・在留して行うことのできる活動等を類型化したビザみたいなものです。

パスポートとビザの違い
パスポートとビザの違い パスポートとは、各国政府が発行し国外に渡航する人に国籍や身分を証明するものです。 対してビザとは、渡航先の国が自国民以外の人に入国を許可するために発行する、いわゆる入国許可書となるものです。 ...

(パスポートとビザの違いについての詳細)

インドの雇用ビザ

インドの雇用ビザ

以前、「パスポートビザの違い」ブログでも紹介したように、日本国から渡航先国に入国する為には、パスポートが必要であり、渡航先の国と査証条約、渡航の目的によってビザが必要になります。

パスポートとビザの違い
パスポートとビザの違い パスポートとは、各国政府が発行し国外に渡航する人に国籍や身分を証明するものです。 対してビザとは、渡航先の国が自国民以外の人に入国を許可するために発行する、いわゆる入国許可書となるものです。 ...

基本的にパスポートだけの渡航先の入国は、観光、トランジット(乗り継ぎ)、等々の短い滞在のもので、渡航先での中長期滞在が伴うものは、基本的にビザが必要になります。

特にインドの場合、入国には絶対にビザが必要で、

  • 観光目的なら観光ビザ
  • 乗り継ぎ目的ならトランジットビザ
  • スポーツ選手でクラブに雇用されるなら雇用ビザ

等々、多種あります。

サッカー選手として、インドに長期滞在する為には、勿論、雇用ビザで入国しないといけません。

インドの雇用ビザを取得する為には、

  1. インド大使館等の政府機関にビザ申請に必要な書類を提出して
  2. インド大使館等の政府機関に入国審査してもらい
  3. インド入国に問題がない人物と判断されれば、雇用ビザが発行されます。

このインドの雇用ビザを発行してもらうまでの手続きがまあまあ面倒臭いんですね。

僕は、1年目、雇用ビザを発行してもらう為に、最初に書類を揃えて提出して、書類不備やらでやり直しで、23回ほど再提出して、最終的に雇用ビザの申請から雇用ビザを発行して貰うまでに掛かった期間、2ヶ月。

インド入国のビザ申請の経験が無く、無駄なやり取りばかりしていたので、これほど時間が掛かりました。

インド4年目には、雇用ビザ取得は2,3日で取れる位、お手の物になってました。

そして問題の不法就労3年目の時に起こりました。

納税証明書

インドの雇用ビザの取得に必要書類の中で、2回目以降の雇用ビザの取得には、納税証明書が必要なんです。(1年目は、勿論インドでの収入記録がないので納税証明書の提出はなし)

3シーズン目に、インドのクラブからオファーを貰った際に、1週間以内にインドに来て、チームに合流して欲しいと言われました。

インドのチームに合流する為には、インドに入国する必要があり、入国するためにはビザが必要です。

雇用ビザ取得の為の必要書類を作成し揃えていましたが、納税証明書だけは自分自身で作成出来ません。

2シーズン目に所属したチームに連絡を取り、納税証明書を欲しいと言ったら、

(2シーズン目のチーム)「お前の税金納めてないから納税証明書は無い」

雇用主であるクラブチームは

  • 雇用者の納税義務の責任もあり
  • 僕と雇用主との契約書にも雇用主が納税するという文言も記載されています

ですので、雇用主がお金がないので雇用者の税金払えません。では済みません。

納税証明書無しで、インド政府機関が雇用ビザを発行してくれるわけもなく、更には3シーズン目のチームからも早く来てくれとプレッシャーが掛かっていました。

インドの2シーズン目が終わった際に、納税証明書を貰うまでチームに残っていれば良かったのですが、

  • 雇用ビザの期間が切れるギリギリまでインドに滞在していたので、雇用ビザが切れる前にインドを出国する必要がある。
  • 現地での雇用ビザの延長も可能だが、延長に必要な書類(新しい雇用主との契約書等々)は持ち合わせていない

インドから出国せざるを得ませんでした。

また、再度インドに入国する為には、観光ビザだろうが、トランジットビザだろうが、納税証明書を提出しないと、どのビザも発行して貰えません。

つまり、僕の場合、納税証明書がないと、永遠にインドに入国出来なくなります。

納税証明書を僕に渡す義務のあるインドの2シーズン目のチームも、僕があまりにしつこく連絡するものだから、無視するようになってきました。

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(問題の納税証明書)

コメント

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