効率的な学習方法を取り入れよう




効率的な学習方法を取り入れよう

  • 受験勉強
  • 資格取得の勉強
  • スポーツの運動レベルの向上

これらは短期で劇的に

  • 知識
  • パフォーマンス

が向上するものではありません。

中・長期(2週間~)的な時間を掛けて学習・トレーニングしていく必要があります。

中・長期的に学習・トレーニングを行うので、

  1. ただ我武者羅な学習・トレーニングに取組むより
  2. 効率的な学習方法で学習・トレーニングに取組む方が
  • 知識
  • パフォーマンス

に大きな差がでます。

スポンサーリンク

海馬を利用した学習方法

海馬を利用した学習方法

記憶を定着させる為には、長期記憶を大脳皮質に保存出来るかが重要になります。

どこに記憶は保存されるのか【感覚記憶~長期記憶】
どこに記憶は保存されるのか【感覚記憶~長期記憶】 覚える 考える 等 高度な事は、神経細胞(ニューロン)を通して起こっており、神経細胞は神経細胞同士で情報(電気信号)を受け渡しする役割を果たしています。 また、神...

短期記憶から長期記憶に移行する際、脳内にある海馬が活躍しています。

長期記憶大脳皮質に保存される為には、海馬その短期記憶が必要と判断されなければなりません。

では、どのような基準で海馬その短期記憶が必要と判断しているのでしょうか。

それは「その情報が生きていくために不可欠かどうか」

  • 食べ物
  • 危険に関係する情報

が、何よりも優先されます。

しかし、生死に関わらない情報でも、何度も繰り返し脳に情報を送り続ける事で、海馬「この何度も送りこまれる情報は生きるのに必要」と勘違いしてくれます。

海馬重要な情報と思わせるのです。

学習効果を高める為には、取り入れたい情報を何度も繰り返し脳に送り続ける事で、大脳皮質長期記憶として保存されるのです。

では、どの位の頻度で反復すればいいのでしょうか。

海馬1か月かけて情報を整理整頓していると考えられており、その間にリハーサルすることが大切です。

リハーサルに関する記事はこちら

どこに記憶は保存されるのか【感覚記憶~長期記憶】
どこに記憶は保存されるのか【感覚記憶~長期記憶】 覚える 考える 等 高度な事は、神経細胞(ニューロン)を通して起こっており、神経細胞は神経細胞同士で情報(電気信号)を受け渡しする役割を果たしています。 また、神...

具体的には、

  1. 学習した翌日に1回目
  2. その1週間後に2回目
  3. 2回目の復習から2週間後に3回目
  4. さらに3回目の復習から1か月後に4回目

このように少しずつ間隔をあけ、リハーサルすれば長期記憶として大脳皮質に保存される可能性が高まります。

しかし、高校受験や大学受験ならいざ知らず、中学生や高校生が定期試験の2ヶ月も前から準備出来るでしょうか。

僕はほとんどの人が無理だと思っています。

では、学校の定期試験で、

  • 良い点を取り
  • 且つ勉強準備期間がなるべく少なくする

最適解はどこのなのでしょうか。

ここで、思い出したいのがエビングハウスの忘却曲線の節約率

エビングハウスの忘却曲線

出典:Zooming
エビングハウスの忘却曲線とは?
エビングハウスの忘却曲線とは? 人間は「忘れる」ことがコンピュータとの大きな違いです。 スポーツ 勉強・仕事 それぞれの学習において、「忘れる」という事は、 効率的な運動動作 知識を長期記憶に定着...

エビングハウスの忘却曲線による記憶の1日後の節約率33%なので、試験前日まで毎日勉強すると仮定すると、1回目に必要だった時間または回数(試行回数)を100(回)とすると12日目には1(回)になっています。

つまり、駆け込みで記憶を定着させたい人は、約2週間前から勉強を始めれば、それなりの結果が得られる事になります。

出力を重要視した学習方法

出力を重要視した学習方法

脳は出力(アウトプット)を重要視するということです。

  • スポーツ・・・練習で反復練習したものを、
    • 実戦練習
    • 試合

    で使う。

  • 勉強・・・学習した範囲の部分の類似テストを実施する

等々、対策は考えられます。

これは有名なスワヒリ語の実験で明らかにされたものですが、

  1. 被験者にある単語を暗記
  2. 被験者が確認テストを行ったあと
  3. 被験者を次の4つのグループに分けました。
  1. すべての単語を暗記しなおし、すべての単語を再テストする
  2. 間違えた単語のみ暗記しなおし、すべての単語を再テストする
  3. すべての単語を暗記しなおし、間違えた単語のみ再テストする
  4. 間違えた単語のみ暗記しなおし、間違えた単語のみ再テストする

この4つのグループを1週間後に再テストすると、

  • 1、2の2グループの覚えた単語数は
  • 3、4の2グループの覚えた単語数の

2倍以上の差がありました。

違いは、すべての単語を再テスト = 出力(アウトプット)したかどうかです。

記憶を定着させる為には、入力(インプット)回数だけでなく出力(アウトプット)回数が重要になってきます。

従って、テスト勉強には

  • 教科書や参考書を熟読する入力(インプット)型の勉強法よりも
  • 問題集を何度も解く出力(アウトプット)型の勉強法

が効率的だといえます。

興味を持った学習方法

興味を持った学習方法

扁桃体(へんとうたい)の活動によりLTP(長期増強)が起きやすくなるという説もあります。

LTP : Long-term potentiationとは、神経細胞を同時刺激することにより2つの神経細胞間の信号伝達が持続的に向上する現象のこと

扁桃体

出典:Todo

記憶は2つの神経細胞間にあるシナプスに貯えられていると信じられているのでLTP(長期増強)を起こすことで、記憶を効率的に定着させるというロジックです。

では、どのようにしてLTP(長期増強)を起こすのか。

ポイントはシータ波(脳波の一種)です。

シータ波が出ている海馬では、少ない回数の刺激でLTP(長期増強)が起きる事が分かっています。

シータ波は好奇心の象徴ともいえるもので、

  • ワクワク>
  • ドキドキ

等の好きなことをしているときに出ています。

要は、興味のあるものは簡単に覚えられる、という事です。

歴史等の事象を記憶する際も、ただ単純に暗記するのではなく、その歴史の事象が起きた背景に興味を持ちながら、学習を進めることで脳への記憶の定着が高まるという事です。

空腹時の学習

空腹時の学習

お腹が空いている時のほうが記憶力は高まります。

専門的な話をすると、空腹時にはグレリンというホルモンが胃から放出され、それが血管を通って海馬に届き、LTP(長期増強)を起こりやすくさせるのです。

まとめ

記憶に関して、僕が記事に書きだしたものは現在の科学的な知見に基づいているという点です。

今の知見が絶対の真理ではありません。

5年先10年先、新たな研究成果により覆される可能性はあります。

また学習に関して、魔法のように記憶力が格段に上がるという事はありませんが、急がば回れという諺にあるように、自分が記憶を定着させたい内容について

  • 計画的に
  • 出力(アウトプット)型の学習を意識しながら
  • コツコツと繰り返し(反復)
  • 興味をもちながら
  • 食事のタイミングも考慮して

学習するのが、記憶を脳の大脳皮質に保存させる最短の方法なのです。

コメント

  1. […] 学習方法のアドバイス学習方法のアドバイス 効率的に記憶力を高める為の… Various matters ヘルマン・エビングハウス忘却曲線節約率 シェアする Twitter Facebook0 はてブ0 Pocket0 LINE adminをフォローする admin Green Apple Archive […]